【株式投資】長く持てば、だれでも勝てる唯一の方法![インデックス投資][ドルコスト平均法] ・ ・ ・ この記事を読むだけで直ぐに実践できる!


株式投資って、怖いものなの?

 

私は10年程、証券会社に勤めていました。
私が証券会社に就職したのは、バブルが頂点を極める数年前、世の中がバブル景気に浮かれる真っ只中でした。
連日株価が上がり、不動産も毎年値上がりし、人々はお金を株式や不動産に変えるだけでお金持ちになれると勘違いしていました。


ところが、1990年の年明け初日から大暴落が始まったのです。
まさに一夜にしてバブルが崩壊し、お金持ち達が破綻していく瞬間の現場を目撃することになったのです。
そんな中で、私は日本経済までが破綻していくのではないかと恐怖の中を過ごしていました。

日経平均は、史上最高値の38,915円から20年後に7,054円とバブル後最安値を付けたのです。

 

こんな話をすると、「株って、怖い」と思いませんか?

ところがです。バブル崩壊後何年たっても、銀座の一等地のビルは閉鎖されることもなく、街中には高級車が走り続けました。

 

 ・ ・ ・ いったいどういうことでしょうか?

 

「老後資金 2,000 万円問題」って、実際どうなの?

 

2019年に話題となった「老後資金 2,000 万円問題」は多くの人に不安を与え、政府も釈明に苦慮した記憶も鮮明と思います。

 


 

実際に2,000万円も必要なのでしょうか ・ ・ ・ ?

 

ちょっと計算してみましょう!

[ モデル・ケース ]

65歳で年金生活に入ったとします。今、人生100年時代なんて言われますが、90歳まで生きるとします。
例えば、現在の月の生活費が25万円として、将来貰える年金額が月15万円とすると・ ・ ・

 

本当に必要な老後資金】(25万円ー15万円)× 12カ月 × 25年 = 3,000万円

 

ちょっと待って下さい。年金には、ボーナスはないですよね!

3,000万円持っていたって、車も買えないってことですか?

家の修繕費はどうするのですか?

 

老後資金のことをきちんと考えている人からすると、「老後資金 2,000 万円」なんて当たり前と感じたことでしょう。

 

今は、「0金利時代 」、毎月3万円を貯金したって、「老後資金 2,000 万円」なんてたまりません!

 

退職金があるでしょ?

2,000 万円ももらえるのは、ごく一部の高給取りだけです。それも年々下がっているのを知っていますか?

 

これからは、現金預金だけではどうにもならない時代となってきました!

 

株式投資を躊躇していませんか?

 

みなさん、こんな悩みや心配はありませんか?

 

 

 

 

 

確かに株式投資では、儲かる人もいるし、損する人もいます。

 

では、どのようにしたらいいのでしょうか?

 

儲けるために最も大切なのは、マインドそして投資目的です。

 

「ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析じゃないの?」って、思う方もいると思いますが、中途半端な知識では突発的な事態に対処できず、火傷をしかねません。

 

 ・ ・ ・ つまり、「何の目的で、いくら貯めるのか

 

が、明確になっている人が、長期的に利益を重ねて行きます。

この様な方は、入り口も出口も明確なため、大きな相場変動があっても冷静でいられます。


私が証券マン時代にみた多くの失敗する例は、「余っているお金をその場その場で人気の株に投じ、上がったら売って別の株を買い、下がったらほったらかしにする。」という無計画な人が本当に多くいました。

投資前から、「下がったらほったらかしにする。」なんて考えている人はいないと思いますが、無計画な人は、結果的にそうなってしまいます。

 

ここまで読んで頂いた方は、お気づきだと思いますが、証券マンだった私が見たものは、「ドカンと儲けようとする人は失敗するすることが多く、計画的に投資する人は着実に資金を増やしていく。」ということです。

 

「人の行く裏に道あり花の山」

 

という株の格言があります。


株は安く買って、高く売るのが王道


 ・ ・ ・ つまり、


みんなが売っている時に買って、みんなが買っている時に売る。


 ・ ・ ・ これって、本当に難しいのです。


なぜなら、株が上がっている時は、欲が出て余裕資金をすべて投入したくなります。
ところが、一度いい目を見て「今、〇〇万円儲かっている。」なんて喜んでしまうと、株が下がり始めても「きっと、株価は戻るはず。」と期待して売れなくなります。
その後、株価が底をついて、「今買ったら、きっと儲かるな!」と思う時には資金がありません。


 ・ ・ ・ では、どうしたらいいのでしょか?

 

その答えは、「ドル・コスト平均法」です。

 

元々は為替相場のリスク回避法として使われていたのですが、株、FX、仮想通貨など、価格の変動する金融商品なら全てに応用が可能です。


ルールは、とてもシンプルですので、初心者からプロまで使えます。

 

ドルコスト平均法のルール

 

(ルールは、ただ一つ)
同じ銘柄を毎月(または毎週)一定金額購入する。

 

 ・ ・ ・ 「はああ?」って思いますよね!?

 

そうなんです!シンプルで明快なため、失敗しないのです。

 


ドルコスト平均法の運用例

 

例えば、2022年1月より半年間、毎月Aという株を月末に10万円づつ買うとします。


株価は、1月末:1,000円、2月末:750円、3月末:600円、4月末:700円、5月末:800円、6月末:900円、だったとして、半年間の購入履歴を見ますと、


● 1 月[ 株価:1,000円 ] 10万円÷1,000円 =100株(購入)100,000円

● 2 月[ 株価:   750円 ] 10万円÷   750円 =133株(購入)  99,750円

● 3 月[ 株価:   600円 ] 10万円÷   600円 =167株(購入)100,200円

● 4 月[ 株価:   700円 ] 10万円÷   700円 =143株(購入)100,100円

● 5 月[ 株価:   700円 ] 10万円÷   800円 =125株(購入)100,000円

● 6 月[ 株価:   900円 ] 10万円÷   800円 =111株(購入)  99,900円


【買付合計金額:599,950円】【買付合計株数:779株】【平均買付単価:770円】


 ・ ・ ・ では、6月末の評価金額は?


900円(6月末株価)× 779株 = 701,100円 と、【 101,150円 儲かっています。


 ・ ・ ・ どうですか?


1月末に株を買い始めた時が株価1,000円で、6月末の株価900円と100円下がっているのに、10万円儲かっています。


もし、1月末に株をまとめて60万円買っていたら、6万円の損です。


買い方が違うだけで、半年で両者に16万円の差が出てしまいました。

 

株価が下がるのさえ楽しみになる

 

何と ・ ・ ・ 


買い方が違うだけで、半年で両者に16万円の差が出てしまうのです。


 ・ ・ ・ 初めて聞くと、きつねにつままれた様な話ですよね!


ドルコスト平均法の経験がある人は分かると思いますが、上げ相場ではもちろん資産が増える高揚感を味わえますし、下げ相場では毎月買付可能な株数が増えるのと平均コストが下がるため、株価が下がるのさえ楽しみになるものです。

 

ドルコスト平均法のルール補足(絶対にやってはいけないこと)

 

ドルコスト平均法を始めて数年経つ間には、必ず上げ相場がきます。そんな時には、急速に資産価値が上がり、毎月の買付資金を増やしたくなります。

 

でも、ドルコスト平均法は、「高い時には少ない株数を買い、安い時には多い株数を買うテクニック」ですから、上げ相場で買付資金を増やしてはいけません。

 

その逆に下げ相場が来た時には、弱気になって毎月の買付資金を減らしたくなる人がいるかもしれません。

 

でも、ドルコスト平均法は、「高い時には少ない株数を買い、安い時には多い株数を買うテクニック」ですから、下げ相場で買付資金を減らしてはいけません。

 

「インデックス投資」が最も効率的!

 

失敗しないための投資法として、ドルコスト平均法がかなり有効な投資法であることは、ご理解いただけたのではないでしょうか?

 

ドルコスト平均法は、投資している株が下がっても怖くない投資法なので、基本的にいつ初めてもOKです。

 

 ・ ・ ・ では、何に投資したらよいのでしょか?

 

ドルコスト平均法は、株でもFXでも仮想通貨でも有効です。

 

もし、投資したい対象が決まっていない方でしたら、

 

 ・ ・ ・ それは、間違いなく「インデックス投資」です。

 

インデックス投資とは、日経225」、「TOPIX」、「NYダウ」、「ナスダック」などの株価指数に連動する金融商品に投資するものです。

 

インデックス投資ができる代表的な商品は、「投資信託」と「ETF(上場投資信託)」です。

 


私がインデックス投資をお勧めする理由

 

この記事の最初に、私は証券会社に10年程勤めていたことをお話したと思いますが、そこで様々な投資家や様々な運用方法を見てきました。

 

私が学んだことの1つに、アクティブ運用(株価の上昇が期待される銘柄を選んで投資する。)で、インデックス運用のパフォーマンスを上回るためには、かなりの研究が必要ということです。

 

運用のプロでも、インデックス運用のパフォーマンスを上回るのは、難しいと言われています。

 

 ・ ・ ・ だったら、「インデックス運用が最も効率がいい!

 

という、考え方が台頭してきました。

 

折しも日本経済バブルの後半(1980年代後半)の頃です。

当時、何を買っても儲かると言われた時代にインデックス運用の投資信託が生まれました。


 ・ ・ ・ そうです。


バブルで何を買っても儲かる時代でも、なかなかインデックス運用に勝てなかったからです。

 

株の銘柄選択に絶対的な自信のある方以外は、インデックス投資が効率がいいと思います。

 

「何と言っても、銘柄の研究をする必要がありませんから!」


私の書いた記事が少しでも皆様のお役に立てたらうれしいです。